最近よくメディアで耳にする「ハードセルツァー」。一体なんなのか。デジタルガジェット?家電?食べ物?気になっている人も多いはず。界隈では情報通でならしているわたくし、ぴよたが紐解いていきます!
「ハードセルツァー」とは?
ハードセルツァーは「アルコール入り」を意味する「ハード」と「セルツァー(炭酸水)」を組み合わせた名称で、炭水化物や砂糖を使わずに炭酸水にライムやイチゴなどの果実等のフレーバーを加えたアルコール飲料のことです。
アメリカでは仲間と集まる場などで若者を中心に人気があります。全米で爆発的な人気となった大きな要因と考えられるのは、「低カロリー」「低糖質」で健康志向の若者などの間でビールの代わりに飲まれるようになってから。焼酎などの蒸留酒がベースのチューハイと異なり、サトウキビを発酵させてつくるため350ミリリットルあたり100キロカロリー以下で砂糖も1グラム以下の商品が多いです。
ここ数年、アメリカでは健康に気を使う人が増えていて、ミレニアル世代などの若い年代はなおさらその傾向が強いようです。細長くカラフルでデザイン性の高い缶を開けて気軽に飲める点が若者に受け、大学のパーティーの飲み物はビールからハードセルツァーに様変わりしました。多彩なフレーバーが選べるのも人気で、飲食店でも流行っているようです。
どんな商品があるの?
日本ではまだあまり馴染みのない「ハードセルツァー」。アメリカなどの欧米諸国ではすでにビールやワイン、ウィスキーなどと並んで定番のお酒となっています。
代表的なブランドはMark Anthony Brands社のWhite Claw(ホワイト・クロー)です。シェアは圧倒的で約60%!!フレーバーは、マンゴー、ブラックチェリー、ライム、グレープフルーツ、スイカなどです。美味しそう!
第2位がBoston Beer Company社のTruly(トゥルーリー)で、シェアは20%強です。
この2ブランドが市場を寡占していますが、若者のビール離れが進む中でこのハードセルツァーに勝機を見出した大手ビールメーカーの参入が近年相次いでいます。
バドワイザーが有名なAnheuser-Busch InBev社からは、Bud Light Seltzer(バドライト・セルツァー)が販売されています。そしてコロナビールを展開するConstellation Brands社もCorona Hard Seltzer(コロナ・ハードセルツァー)の販売を開始しています。
また、2021年にはコカ・コーラ社も、傘下のTopo Chico(トポ・チコ)ブランドから、アメリカのハードセルツァー市場に参入しました。
日本のメーカーも作ってる?
日本では缶チューハイが人気で、ハードセルツァーはそこまで目立ったムーブメントは起きていませんが、2021年3月にオリオンビールがアルコール度数2%の「DOSEE(ドゥーシー)」を発売し、国内メーカーの先陣を切りました。
8月にはサッポロビールがアルコール度数3%の「サッポロ WATER SOUR」を発売。
日本コカ・コーラも9月から上記の「トポ・チコ ハードセルツァー」を関西の一部地域で販売しています。
日本で買えるの?
上にあるように日本のメーカーも「ハードセルツァー」を発売し始めましたので、それらの商品は国内のスーパーやコンビニでも手に入るようになってきました。一方本場アメリカの「ホワイト・クロー」や「トゥルーリー」などはネットで購入するのが手軽かもしれません。
まとめ
「低カロリー」「低アルコール」そして若者の健康志向という時代の流れに非常にマッチした「ハードセルツァー」はこれからさらに人気が出るものと思われます! そしてもちろん日本でも若者を中心に話題になること間違いなし。 皆さんも早いとこ要チェックです!最後までお読みいただきありがとうございました。
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