ヤクルト1000飲んでますか？？今やバズって店頭から消えた「ヤクルト1000」。一体いつになったらこの品薄の状況は沈静化するのでしょうか。界隈では情報通で鳴らしている（？）ぴよたが、各媒体の記事ひとつひとつを詳細に分析し、供給体制の現状と今後を読み解きます！
「Yakult（ヤクルト）1000」とは？
言わずと知れた【生きて腸内まで届く「乳酸菌シロタ株」】で超有名な乳製品乳酸菌飲料である「Yakult」の、最高密度でシロタ株が入っているヤクルト最上位商品。１本100ml中にシロタ株が1000億個（！！！）入っていてヤクルト史上最高密度だそうです。「機能性表示食品」で乳酸菌シロタ株により一時的な精神的ストレスがかかる状況でのストレスを和らげ、睡眠の質を高める機能があり、さらに腸内環境を改善する機能があると報告されています。（Yakult公式サイトより抜粋）ヤクルトにはヤクルト400という商品もありますが、この400の80mlに400億個のシロタ株を凌駕する含有量です！
なぜ欠品多発？
事の発端はタレントのマツコデラックスさんがテレビ番組で「ヤクルト1000を飲んでから寝つきが良くなった」という趣旨の発言をしたとか。。。ある意味あるあるですが、実際に放送の翌日から品薄となったようです。
また、ストレスや睡眠に関しては社会問題となっており、そのどちらも緩和できる機能が表示されているこのヤクルト1000という商品に期待が集まり、潜在的な需要を満たす形で爆発的な売上となったと推測されます。
「ヤクルト1000」と「Y1000」の違い
内容物は全く同じもののようです。「ヤクルト1000」が宅配商品、「Y1000」が店頭商品という棲み分けですね。中身は同じでも、見た目が結構違います。そう、大きさも。そこで「ヤクルト1000」と「Y1000」の違いを細かく見てみましょう。
成分・容量・価格
まず含まれている成分は全く一緒。どちらも「乳酸菌シロタ株」です。容量は「ヤクルト1000」が100ml、「Y1000」が110ml。スーパーやコンビニで一本で陳列されていることから、少々高級感があり大きなサイズとなったのかもしれません。「Y1000」の方が10ml多いとうことは、乳酸菌シロタ株も10ml分多い、つまり100億個多いのです！！
また価格はメーカー希望小売価格ですが、「ヤクルト1000」が130円（税込143円）「Y1000」が150円（税込165円）です。仮に「Y1000」を100mlに換算すると、税込150円となり、若干「ヤクルト1000」より割高となっています。
パック商品
「ヤクルト1000」は7本パックで910円（税別）、「Y1000」は６本パックで900円（税別）です。それぞれ販売方法に合ったパッケージです。金額はまとめ買いだからといって安くはなっていません。あしからず。
メーカーの対策は？
ヤクルト本社は高単価の乳酸菌飲料「Y1000」の生産能力を倍増する。7月にも国内工場に1ライン新設し、生産能力は現在の1日平均20万本から同40万本程度になる見通し。同社は2023年3月期に117億円の設備投資を計画しており、大半が「1000」ブランドへの投資になる予定。店頭での品薄が続くY1000の供給拡大を急ぐ。
2022.6.2付 日本経済新聞
1日平均20万本の生産能力を40万本に、単純に倍増ですね。
恐らく販路の限定される宅配専用の「ヤクルト1000」より、スーパーやコンビニ、自動販売機など販売数としては「ヤクルト1000」を圧倒的に上回っていそうな「Y1000」の生産能力を上げて店頭での欠品を回避する戦略は理にかなっていると言えます。
。。。と、思いきや「Y1000」は日販28万本、「ヤクルト1000」は日販114万本でヤクルトレディーの方々の販売力は想像を絶するものだと理解できます。
現在ヤクルト本社では必死に欠品対策を実施していこうとしているという事ですね。早く安定供給されるように待ちましょう。
〜追記2023.1.8〜
以前よりは見かける機会は増えたとはいえ、まだまだ店頭での「Y1000」は品薄、買えるスーパーなども限られていると思います。ヤクルト本社は国内工場での1000シリーズの増産を進めていますが、昨年2022年11月に千葉県内への新工場の建設を発表しました！！生産を現在の２ラインから７ラインに増やすというのです！生産量の大幅な増加です。2024年に着工、2027年春の操業開始を予定しています！
。。。ん？2027年？なんと4年後！！手軽に買えるようになるにはもう少し時間がかかるようですね汗
まとめ
メーカーとしては工場にラインを新設し、生産能力を倍増する計画です。これにより「Y1000」を店頭で見かけることが増えそうです。もちろん供給量が需要を上回った場合ですが。そして口コミによると、ヤクルトレディーからは意外とすぐに買えたとの声が多く聞こえますので、ヤクルトレディーに宅配を依頼するか、街中で見かけたらすかさず声をかけてその場で買わせてもらう、というのが確実かもしれません。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。ヤクルト1000を飲みましょう！
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