昨年から続く値上げラッシュ、この影響は私たちの生活の隅々にまで影響を与えています。そしてこの値上げは晩秋、そう11月も続くのです。私たちにできる防衛策はあるのでしょうか。 まずは何がどのぐらい値上がりするのか把握すること。そしてニュースに踊らされることなく、自分に必要なものかを判断し、必要であればネットなどで事前に買いだめをする、 必要のないものは値上げされようと買わない。そんな適切な判断が必要です。
11月は何が値上げする?
11月も食品をはじめ、我々の生活に密着したモノやサービスの値段が上がります。
ジャム
- アヲハタ(11月1日〜) →国内ジャム最大手。主力商品「アヲハタ55」シリーズなど家庭用ジャムやホイップなどを4〜12%値上げ。ジャムの原料の果実の価格が新興国の需要増で高騰、更に砂糖や食用油などの原材料、ガラスやプラスチックなどの包装資材の価格も上がっているため。
お茶漬け・即席みそ汁
- 永谷園(11/1〜) → お茶漬けや即席味噌汁などの食品34品を希望小売価格で約5%〜11%値上げ。お茶漬けの「だし茶漬け」は希望小売価格を198円から220円にする。即席味噌汁の「生みそタイプみそ汁 あさげ 徳用10食入り」は300円から330円に値上げ。
育児食・介護食
- キューピー(11/1〜) → 育児食と介護食の計145品目を参考小売価格ベースで2〜15%値上げ。 ベビーフードの鍵(野菜チキンライス(70グラム)」は141円から162円に値上げ。介護職の「やさしい献立 おじや 親子丼風(160グラム)」は195円から206円に値上げ。 原材料高を受けた値上げは発売以来初めて。
調味料
- 味の素(11/1〜) → 業務用の調味料や中華だし、スープなど、 業務用製品の約5割にあたる計127品目で2から17%値上げ。 対象は塩調味料5品目、和風調味料30品目、 コンソメ・ブイヨン19品目、中華だし11品目、中華メニュー用調味料38品目、スープ20品目、洋風ソースなど4品目。
- エバラ(11/1〜) → 焼肉のタレシリーズなど計29品目を参考小売価格ベースで7〜10%値上げ。 ロングセラー商品の「焼肉のたれ 醤油味(300グラム)」 281円から308円に値上げ。看板商品の「黄金の味」は値上げを見送る。 カレールーの「横浜舶来亭 カレーフレーク こだわりの中辛(180グラム)」は378円から416円に上る。原材料価格の高騰に加え、資材費やエネルギーコストが上昇しているため。
スナック菓子
- カルビー(11/1〜) →「かっぱえびせん」や「サッポロポテト」などスナック菓子30日の出荷価格を10〜20%引き上げる。「かっぱえびせん」の77グラムと「サッポロポテト バーベQ味」の72グラムは店頭想定価格で130円前後から150円前後になる。 6月に値上げや実質値上げを行ったが再度の値上げに踏み切る。
加工食品
- 信州ハム(11/1〜) → ハムやソーセージ、加工食品など約70点を2〜16%値上げ。一部は価格を据え置いて内容量を減らす実質値上げを実施。 今年3月にも値上げを実施したがその後の原材料やエネルギーの価格高騰により今年2回目の値上げ。
酒類
- 月桂冠(11/1〜) → 日本酒やリキュールなど約150品目を3〜14%程度値上げする。 主力商品の日本酒「つき(2リットル)」は参考小売価格1443円(税抜き)から1546円に、「上撰(1.8リットル)」は1850円(税抜き)から1973円となる。 原材料費や物流費などのコスト上昇が理由で、2014年以来の値上げとなる。
12月以降は何が値上げ?
タイヤ
- TOYO TIRE(2023/1〜) → 乗用車やトラック向け、夏・冬用タイヤなどすべての国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を最大10%値上げ。天然ゴムなどの原材料価格が高騰しているため。
なお、10月の値上げラッシュはこちらの記事をご参照ください👇
まとめ
値上げラッシュはこの秋からが本格化すると言っても過言ではありません。生活必需品の食品をはじめ、嗜好品のお酒やスナック菓子など、生活に直接ダメージが大きい品物ばかりです。何がいつ、どの程度値上がりするのかを把握し、情報武装して買いだめできるもの、贅沢しないもの、など値上げの波と戦っていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました。
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